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重力の光

About

元極道、元ホームレス、虐待被害者、生きる意味に悩む人......困窮者支援をする北九州のキリスト教会に集う、傷ついた愛すべき「罪人」たち。彼らが演じるキリストの受難劇と、彼らの歩んできた苦難と現在の物語を交差させたドキュメンタリー。

困窮者支援を行うNPO法人抱樸(ほうぼく)の奥田知志が牧師を務める福岡県北九州の東八幡キリスト教会には、様々なバックグラウンドの人々が集まっている。フィリピンで戦争を経験した人、5回の服役後極道から足を洗うも世間につまはじきにされた人、妻と子供が出ていき、自暴自棄になって多額の借金を背負った人、路上生活をしながらも食える程度の稼ぎを得ていたが、時代の流れの中でそれすらままならなくなった人、親や周りの大人たちに殺すぞと毎日言われ続けた人、生きるのが苦しく、「早くいなくなりたい」と願っていた人……本作は、教会に集う傷ついた愛すべき罪人である9人が演じるイエス・キリストの十字架と復活を描いた受難劇と、彼らが歩んできた苦難と現在の物語、礼拝の模様や支援活動、それぞれの日常を交差させたドキュメンタリー映画である。

Trailer

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Profile

石原海

監督

1993年東京都生まれ、北九州在住。アーティスト/映画監督。愛、ジェンダー、個人史と社会を主なテーマに、フィクションとドキュメンタリーを交差しながら作品制作をしている。

第15回資生堂アートエッグ入選(2021)初長編映画『ガーデンアパート』(テアトル新宿を皮切りに全国劇場公開)東京藝大学の卒業制作『忘却の先駆者』がロッテルダム国際映画祭に二作同時選出(2019)また、英BBCテレビ放映作品『狂気の管理人』(2019)を監督。英国の現代美術賞Bloomberg Contemporary入選(2019)現代芸術振興財団CAF賞岩渕貞哉賞受賞(2016)など。

監督メッセージ

いきなり北九州に住むと決めたとき、アタシは途方に暮れていた。 数年前に友人に連れられて、教会で過ごした日々の記憶だけを頼りに、地元でもない土地に戻ってきたのは、無意識に祈りを求めていたからなのかもしれない。

改めてこの土地に住んで、教会に通うようになって、お金をたくさん稼がなくても、美しくなくても、大酒飲みでも、そんなありのままの自分の存在を許されていると感じるようになった。カメラを持っていないのに、その場にいても居心地が悪くないと感じることができる場所は初めてだった。しばらく経って教会の人たちと過ごしているうちに、今度はここにいるみんなと一緒に作品を作りたいと思う気持ちが芽生えてきた。教会に集う、傷ついた愛すべき罪人たちの人生、星の輝きを宿した無名の人々を記録したいと思ったのだ。誰からも必要とされていないという感覚、いつまで経っても何者でもないという感覚が根付いてる自分にとって、この愛すべき場所と人々を記録することが、 自分の人生にとってすごく重要なことに思えたから。

ギリギリに張り詰めた中で、どうにか崩れ落ちないように踏ん張っている人に、この映画の光が届いて、重力から解放される瞬間が訪れますように。

石原海

Message

Sapphire Slows(プロデューサー/DJ)

「重力の光」は今まで一貫して「人間のどうしようもなさ」とそれに対する救いのありかについて取り組んできた石原海監督の新たな到達点とも言える作品。日本ではタブーにされがちなテーマを秀逸なカメラワークと映像美で切り取る彼女の視点はフィクションではなく、愛と罪へのエンパシーに溢れている。

小林エリカ(作家/マンガ家)

石原海さんは、人間がそれぞれ持つ苦しみや哀しみや弱さまでも、輝かしい光とともに軽やかにまっすぐ映すことができる人だと思います。
その作品をとおして、私自身の中にあるものもまた照らされてゆき、やがて私も、私たちも、世界を少しずつでも変えていくことができるかもしれないと、信じられる気がします。応援しています。

富田克也(映画監督/脚本家)

世界中で『神』と祀られるようになった人々は、キリストもムハンマドも釈迦も老子も孔子も、詰まるところ同じことしか言っていない。拙作『典座』でその存在を知り驚嘆した曹洞宗の青山俊董老子は、信仰とは苦しみ哀しみから逃れるためにあるのではなく、それらを知ることでようやく信仰への“アンテナ”が立つのだと言っていた。それまで絵空事にしか聞こえなかった言葉は輝きはじめ、重力によって今の姿を留めている私たちを照らす。私たちより先にアンテナが立ち、“道”への入り口に立った人々がここには映っている。

永井玲衣(哲学研究者)

痛みと苦しみと苦痛に満ちた世界。なぜわたしたちは生まれてきてしまったのか。神はいるのか。愛とは何か。だがこの作品を受け取ったいま、祈らざるを得ない。わたしの苦しみをとりのぞいてしまうのではなく、弱く愚かなわたしのまま、同じように弱く愚かな他者と共に、どうかちゃんと苦しませてください、と。

奥田知志(NPO法人抱撲/東八幡キリスト教会)

これはドキュメンタリーであり、お芝居であり、映像であり、哲学であり、宗教である。石原海が創り出すものは「納まりがきかない」。演者たちは「苦難」を背負って生きてきた。その「重さ」を「光」がつつみ込む。作品は私たちに「ほっと」を与えてくれる。「それでも生きてみないか」と背中を押す。多くの人に観てもらいたい。そんな作品である。是非、応援いただきたい。

¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$U(DJ)

生き難い人達が光を宿し、生きている。その事の証をこの映画は映し出している。誰も疎外しない。誰も、死んでいい人などいない。誰もが光を、星の輝きを宿している。
「おんなじいのち」
「いていいよ」
「なんでもこい」
それぞれの平坦ではない人生
どうしようもなく生き難く、追い詰められた人は東八幡教会へ行けばいい。この映画はその命に関わる大切な事をも映し出している。社会が排除しようとする者に手を差し伸べる事。見捨てられない場所。光は暗闇の中で輝いている。

P.S. 画面に寄り添い、光と闇、どちらにも振り切らない絶妙な荒井優作の音楽も素晴らしい。

Theater

都道府県劇場上映期間
沖縄 桜坂劇場 2022/12/23 (金)2023/01/05 (木)
広島横川シネマ2022/12/16 (金)2022/12/21 (水)
神奈川横浜シネマリン2022/12/16 (金)2022/12/30 (金)
長野 上田映劇 2022/11/18 (金)2022/11/24 (木)
大分シネマ5 2022/11/18 (金)2022/11/22 (火)
京都京都みなみ会館 2022/11/17 (木)2022/11/30 (水)
宮城県チネ・ラヴィータ上映終了
福岡県KBCシネマ 1・2 上映終了
愛知名古屋シネマテーク上映終了
大阪府シネ・ヌーヴォ上映終了

News

2022/11/10 (木)

Goods

「重力の光」オンラインストア からご購入いただけます。

Online Store

「重力の光:祈りの記録篇」パンフレット

36ページ / オールカラー / 210×135mm
¥1,200 (税込)

目次

  • 監督ステートメント
  • イエスは、なぜ復活するのか 奥田知志(NPO法人抱撲/東八幡キリスト教会牧師)
  • 登場人物プロフィール + Q&A
  • 詩的平等のなかで 石原海
  • 静かなる詐術 今村純子(美学者)
  • 歩くひと 柿本絹(詩人)
  • 暗夜をゆく─ 石原海『重力の光』─ 伊藤俊治(美術史家/東京藝術大学名誉教授)
  • 偶然性の重み 石原海×永井玲衣(哲学研究者) 対談
  • 祈るという生き方 山下壮起(牧師)
  • フィルモグラフィー
  • 八木咲(写真家) 写真
  • 石原海 写真

「重力の光」ロングスリーブTシャツ

映画『重力の光』× HE∀DS オリジナルロングスリーブTシャツ
¥7,700 (税込)

Designed by atsushi yamanaka

サイズチャート

SMLXL
身丈66707478
身幅51545760
肩幅46495256
袖丈60616264

「重力の光」荒井優作オリジナルサウンドトラック&LIVE CD

映画『重力の光』劇中音楽を担当した音楽家 荒井優作オリジナルサウンドトラック&LIVE CD
¥1,300 (税込)

トラックリスト

  1. 始めに言葉があった
  2. a given name I
  3. a given name Il
  4. 下落の方向
  5. on the ground I
  6. on the ground Il
  7. on the ground Ill
  8. on the ground IV
  9. on the ground V
  10. 重力の光 (Yusaku Arai Live Version)

クレジット

  • Music by Yusaku Arai
  • Mastering by Itsuki Doi
  • Designed by Aska Ota
  • Photography by Saki Yagi

この曲は、Gallery Soapにて開催された展覧会「重力の光:北九州篇」のクロージングイベントでのライブパフォーマンスのために制作したものが土台となっており、その内容としては、私自身が制作した映画のサウンドトラックや、映画で使われていた音声などを素材に、リミックス/リエディットを施したものとなっています。
「重力の光」の関連イベントでライブをするにあたって何ができるか考えた時に、映画に対する自分なりのアンサーを音楽という形でできないかと考えました。教会の人々を語り手とした、ライフヒストリー的な側面の強い本作では、人生を語る、あるいは聞くことにより自己を再構築する、そうした可能性に溢れているように感じました。であるならば、映画の音声を用いることで、また別の角度からそうした変容の可能性を生み出せるのではないかと考えました。ドキュメンタリーは概して作為的なものですが、そうした作為が本作においては確かに愛情に基づいていると言う事実に敬意を払って。

荒井優作

Credit

出演

菊川清志:イエス
森伸二:弟子(ユダ)、民衆
西原宣幸:弟子、民衆、マリア
村上かんな:弟子、民衆、天使
下別部為治:弟子、民衆、天使
奥田伴子:弟子、民衆
川内雅代:弟子、民衆
藤田信子:天使
石橋福音:天使
奥田知志:牧師

制作

監督:石原海
撮影監督:八木咲
撮影補助:杉野晃一
美術:中村哲太郎
美術:前田巴那子
音楽:荒井優作
録音/整音:川上拓也
照明:島村佳孝
照明:伊地知輝
メイク:宇良あやの
メイク:竹中優蘭
衣装:塚野達大
翻訳:Daniel Gonzalez
題字:石原邦子
コーディネート:谷瀬未紀(pikaluck)
制作:柿本絹
総務:木村瑞生
プロデューサー:AKIRA OKUDA
カラリスト:James Clayton Daniels

撮影協力

枝光本町商店街アイアンシアター
東八幡キリスト教会
NPO法人抱樸
株式会社FRAGEN
桑島寿彦
つかのみき

この映画は​クラウドファンディングで応援して下さったみなさんのおかげでできました!

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